枇杷

自転車をとめるときは

風向きと平行にとめます

枇杷の木

枇杷はバラ科で中国が原産地です

奈良時代に渡来したといわれますが

国内でも自生は存在していて

定かではない模様です

見た目は

葉が厚く大きく

緑いろが濃いので

生命力を感じさせますが

寒さに弱く

降雨多湿をきらい

栽培には南向きの

日当たりのよい斜面などが

適しています

生食のほか

枇杷酒をつくり

葉は生薬になります

仏典では

大薬王樹(だいやくおうじゅ)

とも呼ばれていたそうです

木を乾燥させると

強度が増すことから

枇杷の木でつくった杖は

丈夫で長持ちします

役に立つ木なんですね

産地としては

  • 房州(田中枇杷)
  • 四国(楠枇杷)
  • 長崎(茂木枇杷)

が有名だそうですが

たしかにいずれも

温暖な斜面があるイメージです

2018年調べの

産地ランキングによりますと

長崎県が35%

次いで千葉県が19%

を占めています

駐輪場

職場の駐輪場の

となりの家の

枇杷の木がりっぱです

青かった実が

枇杷色に色づいてきました

家のご主人に聴きますと

ことしは大豊作とのことでした

なんでも

京都のとある寺から

譲り受けた苗だそうです

(田中枇杷じゃないんですね・・)

この日の朝は

駐輪場の敷地まで

枇杷が大量に落ちていました

「帰りに少し拾ってこーかな」

と思っていたのですが

退勤どきには

すべてなくなっていました

おとなりの方が

お掃除したようです

賜りもの

ほんとうにりっぱな

枇杷の木なので

眺めていますと

ご主人がすぐそこで

のっそりと立ち上がりました

ねひと「りっぱな枇杷ですね」

ご主人「りっぱになりすぎてことしは生りすぎたんだよ」

ねひと「たしかに例年より多い気が」

ご主人「もう30年になるかな 京都のお寺から苗をもらったものでね」

ねひと「30年でこんなにりっぱになるんですね」

ご主人「生りすぎてとても食べられないよ 捨てるしかない」

ねひと「頂きたいくらいです 機会があれば」

ご主人「いいよ あげるよ」

ねひと「いいんですか!?」

ご主人「ほらこれ」

ねひと「なんかすいません 催促したみたいで(-_-;)」

申し訳ありません

こんどお礼にお伺いいたします

枝葉付き枇杷の賜りものです

シロップに漬ける

枇杷は傷みが早いので

妻がシロップに漬けはじめました

それにしても

枇杷の枝はこんな白い毛が生えてるんですね

指にやわらかく

ふかふかしてます

実にも葉にも毛があって

枇杷の木は

けむくじゃらです

砂糖と煮込んでくれました

枇杷シロップです

あらためて見ますと

たくさん頂きました

瓶詰しました

これで完成です

一日平安、ふところに枇杷の種がある 荻原井泉水

雨の日を灯ともし色の枇杷貰ふ 細見綾子

やはらかき紙につつまれ枇杷のあり 篠原梵

コメント

タイトルとURLをコピーしました